保証書の大切さ
建築関係の仕事で一般に、「外壁塗装の工事ほど手抜きが分からない工事はない」と言われています。
工場を終えてから数年経ってからではないと、手抜き工事が表面化し目に見えてこないからです。
先日ご紹介を頂いたT様も、「3年前に塗装をした」と伺いましたが、たった数年で外壁塗装の塗料がはがれて嘆かれてました。
施工業者へ問い合わせましたが、手抜きはしていないと一点張りでT様の心が先に折れてしまい、諦めた結果今回のご依頼になりました。
「手抜きはしていない」とはどういう事なのでしょうか?
それは
外壁塗装の工程をごまかす事です。
【通常塗装】の工程は、3回塗りをしていきます。
例えば、トタンの場合①サビ止め②色③色
サイディングボードの場合①シーラー②色③色
※②③は同じ塗料です
【手抜き塗装】の工程は
トタンの場合①サビ止め③色
サイディングボードの場合①シーラー③色
実は【通常塗装】と【手抜き塗装】の工事直後の見た目は、ほぼ一緒なのです。
ひどい業者ですと①もなく、いきなり③という事もあります。
数年で塗料がはがれたというトラブルは手抜き工事が原因であり、これが実態です。
【まとめ】
外壁塗装の工程は①「下塗り」②「中塗り」③ 「上塗り」の3工程が絶対に必要です。
しかし、「中塗り」と「上塗り」は、同じ塗料で同じ色ですから、1回塗ったのか、2回塗ったのかはプロの私達ですら、見た目では判断するのが難しい塗装工事なのです。
ですので、契約する際には必ず保証書が発行されるかどうかを確認し、可能であれば書面化した物を見せて貰う事が大切です。
株式会社きよしホームでは、施工工程の写真を撮影し写真に残し保証書と一緒にお渡しさせて頂いてます。
お客様それぞれに思い出の残るお家です。
塗装される前そして直後に彩られたご自宅の、思い出の1ページに残るお手伝いをさせて頂けましたら嬉しいです。